1.輪郭を描く
原寸の図面を参照して、体と頭の中心線をしっかりと描く。
|
 |
|
2.粗取りをする
輪郭線に沿って周囲の余分な部分をスライスナイフで粗取りする。取る部分が多ければノコギリなどを利用して切っても良い。 |
 |
|
3.粗彫りする。
さらにスライスナイフで周辺の粗彫りを行う。大きく取る部分は刃の広い面を使い、曲がったところや丸みのある部分は刃の先を利用して削る。 |
 |
|
4.大まかに体の部分を彫る。
頭部と胴体が分かれた。
|
 |
|
5.丸みをつける
尾の部分をスライスナイフで丸める。作業台や机に素材を当てて固定した状態にすると彫りやすい。 |
 |
|
6.輪郭線を再記入
鳥の形の輪郭線を図面通りに再び描き入れる。
|
 |
|
7.削り跡を残して丸める
チップナイフで木の角を取りながら、さらに丸みを出していく。この時ナイフの削り跡はそのままきれいに残すようにする。
|
 |
|
8.目の窪みを彫る。
目の周囲をラウンドナイフで少しすくって、浅い窪みをつくる。 |
 |
|
9.目の溝を彫る
目の位置を決め、直径5ミリのポンチで目の輪郭の溝をつくる。 |
 |
|
10.くちばしを彫る
上下を彫り分けながら、左右対称で鋭くまっすぐに伸びた状態に彫る。長さ、太さなどは絶えずチェックする。カワセミはくちばしがポイントなので、丁寧に彫る。 |
 |
|
11.羽を彫る
羽は丸く膨らんでいるように彫る。羽の重なりや段もキチンと彫り分ける。
|
 |
|
12.仕上る
胴体の上部と同じように下部も丸みをつけて彫り、鳥全体の形を整える。 |
 |
|
13.台座と脚を彫る。
図面を見て、台座に脚の形を書き、カットナイフで掘り出す。角を取って丸みのある台座に仕上る。 |
 |
|
14.台座と脚の位置を調整
台座と脚の調整、仕上をする。
|
 |
|
15.彩色する
15−1.ジェッソを体全体に塗る。 |
 |
|
15−2.背中を青(コバルト色)で塗る。 |
 |
|
15−3.肩羽を金属光沢のある黒っぽい緑で塗る。 |
 |
|
15−4.耳羽を橙色で塗る。 |
 |
|
15−5.くちばしの付け根から頬の辺りを黒っぽい緑で塗る。 |
 |
|
15−6.肩から胸にかけて青で塗る。
|
 |
|
15−7.胸から腹部を橙色で塗る。 |
 |
|
15−8.下腹部から脚にかけても同様に塗る。
|
 |
|
15−9.くちばしを黒で塗り、さらにメディウムを塗ってツヤを出す。 |
 |
|
15−10.肩の辺りを濃い青で塗る。 |
 |
|
15−11.背中に白で羽の流れを描き込む。 |
 |
|
15−12.頬の下の青い部分にブルーで模様を描き込む。
|
 |
|
15−13.頬の後ろを白で塗る。 |
 |
|
15−14.脚を朱で塗る。 |
 |
|
15−15.目玉を黒とメディウムで塗り、白で一点を描いて光っている感じを出す。 |
 |
|
15−16.台座は黒か濃いグレーで塗り、岩の感じを出す。これで塗りも完了して出来上がり。
|
 |
|